あいさつ

理事長 小林 宣夫
 茨城町では、高齢化の進展や後継者不足の要因により、耕作放棄地が急速に増えつつあり、さらに昨年の米価の大幅な下落は、農業離れに拍車をかけており、農業・農村をめぐる環境は厳しい状況にあります。
 このため、担い手農家への農地の集積・斡旋、新規就農者への研修支援、飼料用稲への取り組み、畜産堆肥の農地への還元など農家の下支えを行う必要があります。
 こうした事業を実施する茨城町農業公社を設立し、町の基幹産業である農業を希望が持てる力強いものとし、大切に受け継がれてきた肥沃な大地を次世代に繋げていくためにも、活力ある農村の実現に向けて全力で取り組んで参ります。

副理事長 八木岡 努
 このたび、茨城町農業公社が設立の運びとなりましたことは、茨城町農業の発展につきまして大きな一歩となりました。
 昨今の我が国の農業を取り巻く環境はめまぐるしく変化し、世界を見れば、米貿易制限(TPA)法案もアメリカ議会の承認がおり、TPP(環太平洋経済連携協定)交渉も各国閣僚会議が開催されるなど、12か国による折衝は最終局面を迎えております。
 国内に目を向ければ、農業者の高齢化、後継者不足、米価の下落等問題が山積している厳しい状況下におかれておりますが、行政・関係機関との連携を密にし、茨城町地域ブランドの確立や農家所得の向上、農業生産の拡大に寄与できるよう、食料・農業・農村振興のため尽力してまいります。